医療費控除とセルフメディケーション税制の比較
1 年の医療費と市販薬の購入額から、医療費控除とセルフメディケーション税制のどちらで税金が多く減るかを、2026 年分の所得税・住民税で比べます。医療費の合計ごとにどちらが得になるかも表で確かめられます。
比べた結果(2026 年分)
医療費控除の方が 300円 多く減ります
医療費控除は「医療費 − 保険金などで戻る額」が 118,000円(足切り額 100,000円 + セルフメディケーション税制の控除額 18,000円)を超えると得になります。
医療費控除
得減る税金
3,000円
- 控除額
- 20,000円
- 所得税
- −1,000円
- 住民税
- −2,000円
医療費 − 戻る額 − 100,000円(上限 200 万円)
セルフメディケーション税制
減る税金
2,700円
- 控除額
- 18,000円
- 所得税
- −900円
- 住民税
- −1,800円
対象医薬品の購入額 − 12,000 円(上限 88,000 円)
医療費の合計ごとの比較
収入・戻る額・対象医薬品の購入額(30,000円。医療費の合計を超えるときは医療費の合計)はそのままで、医療費の合計だけを変えたときに減る税金です。
| 医療費の合計 | 医療費控除 | セルフメディケーション | 得な方 |
|---|---|---|---|
| 50,000円 | 0円 | 2,700円 | セルフメディケーション |
| 100,000円 | 0円 | 2,700円 | セルフメディケーション |
| 120,000円 | 3,000円 | 2,700円 | 医療費控除 |
| 150,000円 | 7,500円 | 2,700円 | 医療費控除 |
| 200,000円 | 15,100円 | 2,700円 | 医療費控除 |
| 300,000円 | 30,200円 | 2,700円 | 医療費控除 |
| 500,000円 | 60,400円 | 2,700円 | 医療費控除 |
使い方
- 医療費控除を受ける人(ふつうは家族でいちばん所得の多い人)の年収を入れます。
- 1 年に払った医療費の合計を入れます。生計を一にする家族の分、病院・歯科・薬局の支払い、治療のための市販薬、通院の電車・バス代を含めます。セルフメディケーション税制の対象医薬品も、この合計に含めてください。
- 保険金・高額療養費などで戻る額と、対象医薬品(レシートに印がある市販薬)の購入額を入れると、どちらの制度で税金が多く減るかがわかります。
計算方法
- 医療費控除 = 医療費 − 保険金などで戻る額 − 足切り額(10 万円。総所得金額等が 200 万円未満ならその 5%)で、上限は 200 万円です。
- セルフメディケーション税制 = 対象医薬品の購入額 − 12,000 円で、上限は 88,000 円です。医療費控除とどちらか一方しか使えません。
- 減る税金は、控除がないときと比べた所得税(令和 8 年分、復興特別所得税を含む)と住民税(令和 9 年度分)の差です。所得税の税率(5〜45%)と住民税 10% で、同じ控除額でも減る額が人によって変わります。
注意事項
- セルフメディケーション税制を使うには、その年に健康診断・予防接種・がん検診・特定健康診査などの「健康の保持増進や疾病の予防への取組」をしている必要があります。どちらの制度も確定申告(会社員は年末調整では受けられません)が必要です。
- 保険金などで戻る額は、その給付の対象になった医療費からだけ引きます(ほかの医療費からは引きません)。このアプリでは合計から引くので、戻る額が対象の医療費より多いときは実際より控除が少なくなります。
- 給与以外の所得、生命保険料控除・iDeCo・住宅ローン控除・ふるさと納税、16 歳未満の子・特定扶養親族などの区別、配偶者特別控除は計算していません。
- 入力した値はブラウザの中だけで計算し、どこにも送信・保存しません。